小学4年生に初めて眼鏡を作った息子。
1年も経たずに度数が変わり、また作り変えることに。
そんな息子に勧められたオルソケラトロジー(Ortho-K)という治療をアメリカで始めたので、
ここでそのことについてまとめたいと思います。
この記事では、オルソケラトロジーとは何か?
という基本から、実際に始めてみた費用・装着の様子・効果・注意点を、体験談を交えて詳しく紹介します。
オルソケラトロジーをご検討中の方のご参考になれば幸いです。

👀 オルソケラトロジーとは?
オルソケラトロジー(Ortho-K)は、夜寝ている間に特殊な形状のハードコンタクトレンズを装着し、角膜の形を一時的に矯正して視力を回復させる治療法です。
朝にレンズを外すと、日中は裸眼で過ごせるようになるのが特徴です。
- メガネや日中のコンタクトが不要になる
- 手術をしなくても視力が改善できる
- 近視の進行を抑える効果が期待できる
こうした理由から、特に成長期の子どもの近視対策として注目されています。

私もオルソケラトロジーという名前は聞いたことがあっても、子供に治療を始めたいとは最初全く思ってもいませんでした。
ただ、眼科に行って視力を測るたびに悪くなっており、その都度眼鏡を作り変えることを考えると、視力低下の進行を抑えるためにもいいのでは、と思い治療を決意しました。
ただ、デメリットももちろんあります。
一時期もう続けられないかも、と悩んだ時もありました。
そのことについても後ほど記載します。
💰 オルソケラトロジーの費用
初期費用はクリニックによって異なりますが、私の子どもの場合は以下の通りでした。
- 初期費用(度数によって3段階):息子の場合は一番低いランクで 約1,200ドル
- コンタクトレンズ代:保険適用で 約400ドル(これは1年に1回交換が必要です)
(こちらはあくまでも我が家のケースなので、ご参考程度に記載しておきます)
初期費用には検査・診察・フィッティングなどが含まれています。
やや高額ですが、メガネを頻繁に買い替えることを考えると、長期的にはコストが抑えられる面もあります。
🏥 検診スケジュール
装着を始めてからは、定期的に眼科でチェックがあります。
- 約10日後
- 3か月後
- 6か月後
- 1年後
それぞれ視力の変化や角膜の状態を確認し、目に異常がないかも確認してもらいます。
🧴 装着レッスンの流れ(約30分〜1時間)
最初の装着時には、クリニックでコンタクトレンズの付け方や外し方のインストラクションを30分〜1時間ほど受けます。
スタッフの方が丁寧に指導してくれますが、やはり最初は怖くてなかなか入れられません。
ようやく入れられても、目の中心に合っていないとやり直し。
慣れるまで何度も付け直すことになります。
さらに、オルソケラトロジーは装着直後の違和感が強く、
「目が締め付けられるような感覚」があります。
そのため、最初は片目ずつゆっくり装着して、慣れてからもう片方を入れるという流れで進めます。
もう少し低い年齢から始めるお子さんもいるようで、小さければ小さいほどコンタクトレンズの扱いに慣れるまでは少し大変かもしれません。

🌙 初めての夜の装着と翌朝の変化
家に帰ってその日の夜から、いよいよ装着スタート。
子どもは「目が痛い」と涙を浮かべながら、なんとか装着しました。
寝るときも違和感があり、少し辛そうでした。
翌日取ったときはそんなに視力の変化を感じませんが、
次のチェックアップ時(約2週間後)には視力が1.0近くまで回復!
眼鏡を付けずに授業を受けられるようになり、日中は裸眼で過ごせるようになりました。
⚠️ 慣れるまでのトラブルも
もちろん良いことばかりではありません。
オルソケラトロジーのレンズはハードタイプなので、少しのゴミやホコリでも強い違和感が出ます。

夜中に「目が痛い」と何度か起きてきて、それが1週間に2〜3回ほど続いたことがあったので心配になり、再び眼科を受診した時もありました。
この時は、もう続けられないかも、と正直悩みました。
病院での診察の結果は「目もレンズも問題なし」。
寝ている間に目の中に合ったホコリ等がコンタクトレンズの隙間に入り込むことは珍しくないそうで、同じような経験をする子も多いとのことでした。
また季節的なものも影響するようで、花粉などがよく飛んでいる季節は目に花粉やゴミがたまりやすいとの事。
アドバイスとしては、コンタクトレンズ装着前に目薬で目をよく洗浄してごみを洗い流してから入れるとの事でした。
そのようにすると、夜中に起きることも減ったように感じます。
また、たまには装着をお休みしてもいいと言われたので、子供の様子を聞きながら装着しない夜もあります。
🌞 オルソケラトロジーを始めて感じたこと
最初の数週間は慣れるまで大変でしたが、半年以上たった今では起きている間はほとんど裸眼で過ごしています。
特にスポーツのときなどは眼鏡のわずらわしさが無く、今のところ治療を始めて良かったと感じています。
レンズのケアや装着には確かに手間がかかりますが、
「視力が悪くなって眼鏡を頻繁に買い替えるよりずっといい」と思いました。
また、成長期のうちに少しでも近視の進行を抑えられるなら試してみる価値があると実感しました。
ただ、良い事ばかりではありません。
注意点としては、装着をやめてしまうとすぐに元に戻ってしまうので、旅行などでコンタクトを付けなかったときは、眼鏡必須です。
そして、ハードコンタクトレンズならではの付け心地の悪さや、管理の大変さはあるので、お子さんが次第では難しい場合もあるかもしれません。
🔍 まとめ:オルソケラトロジーは「慣れるまでが勝負」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初期費用 | 約1,200ドル(+レンズ代約400ドル) *あくまでも我が家のケースです。 |
| 検診スケジュール | 翌週・3か月後・6か月後 |
| 良い点 | 日中裸眼で見える、近視進行を抑える効果 |
| 大変な点 | 装着時の違和感、ゴミによる痛み、慣れるまで時間がかかる |
オルソケラトロジーは、最初こそ不安も多いですが、慣れれば日中は眼鏡なしで快適に続けられる近視治療法です。
アメリカでは、私が行った眼科どこでも子供に勧めてきましたし、またクラスでもやっている子が多いようなので、割と普及した治療法のようです。
少しでもご興味のある方のご参考になれば幸いです。


