ホラー小説ですが、ダイレクトな怖さではなくちょっとした違和感からくるぞくっとした怖さを感じる小説です。
始めの章は単語や表現が難しく少し読みずらいですが、そこを過ぎると一気に読みやすくなります。

簡単なあらすじ
主人公エレノアは、人生を変えたいという思いから、超常現象の研究を行う博士に誘われ、謎多き館「ヒルハウス」に滞在することになります。
そこで出会うのは、ユーモアあふれる住人たち、そして説明のつかない怪異の数々…。
物語が進むにつれて、恐怖の対象は「家そのもの」なのか、
それとも「彼女の心の中」に潜む孤独なのか、境界が揺らぎ始めます。
エレノアの不安定な心情とヒルハウスの不気味さが重なり合い、
静かに、確実に、読者を追い込んでくる心理ホラーです。
本の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| タイトル | The Haunting of Hill House |
| 著者 | Shirley Jackson |
| 出版年 | 1959年 |
| ジャンル | 心理ホラー/ゴシック小説 |
| 日本語訳 | 『丘の屋敷』 など |
シャーリー・ジャクソンはアメリカを代表するホラー作家。
“恐怖”を怪物でなく、日常の違和感から描き出すのが特徴です。
読みどころ・心に残るポイント
- ちょっとした違和感からくる、ぞくっとくる心理描写の巧さ
- “家”が意思を持ち、読者の心まで揺さぶってくる感覚
- 主人公エレノアの心の崩壊を追体験するような没入感
人間の孤独がこんなにも恐ろしいものだなんて…。
最後のページはもう一度読み返してしまうほど、
しばらく余韻から抜けられない一冊です。
英語のレベルと読みやすさ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 難易度 | ★★★★☆(中上級) |
| 語彙 | 文学的表現が多め |
| 文体 | 比喩が多く繊細な描写 |
| ボリューム | 約200ページ |
最後まで読み終えるポイント
- 恐怖より心理に注目
ホラーとして読むより、心の物語として読むと面白さが倍増。 - 登場人物の関係を考える
“誰が信頼できるのか”常に疑いながら読むとスリルがUP。 - 難しい表現や単語が多いですが、読み進めて大丈夫
最初は難しく感じて挫折しそうになりますが、そこを乗り越えれば一気に読みやすくなります。


10thの子供の課題図書だったので同じものを買って一緒に読んでみました。
私はこんな風にわからない単語を調べて書きながら読み進めますが、調べることが中心になって内容が入ってこなくなったので、途中から辞めました、、。
単語を調べるのは読みながらではなく、最後まとめての方がよさそうです。
おすすめしたい読者
- 心理的な恐怖が好きな方
- 映画・ドラマとの違いを楽しみたい方
- 上級にステップアップしたい洋書学習者
まとめ
恐ろしいのに、美しい。
怖いのに、読み進めずにはいられない。
最後に残るのは、
エレノアは「幸せ」だったのか?
という深い余韻。
英語でじっくり味わいたい、傑作ホラーです。
紹介した本はこちら↓



