「もしも、あのとき違う選択をしていたら——?」
科学と愛、そして“人生の選択”をテーマにした衝撃のストーリー。
スリルと哲学が融合した、最後までドキドキハラハラの一冊です。

簡単なあらすじ
主人公ジェイソン・デッセンは、大学で物理学を教える平凡な家庭人。
妻と息子と穏やかな日々を送っています。
しかしある夜、突然何者かに襲われ、目を覚ますと—
彼の世界はまったく違うものになっていました。
そこでは、彼は家族を持たず、代わりに「量子の可能性を現実化する装置」を完成させた天才科学者として生きているのです。
ジェイソンは、「自分の本当の世界」に戻るため、無限の“もしも”の世界を旅することになります。
そこで彼が見つけるのは、家族への愛と、自分が選んだ人生の意味でした。
本の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | Dark Matter |
| 著者 | Blake Crouch(ブレイク・クラウチ) |
| 出版年 | 2016年 |
| ジャンル | SFスリラー/サスペンス/哲学小説 |
| 日本語訳 | 『ダーク・マター』(早川書房) |
著者のBlake Crouchはアメリカの小説家。
代表作には『Wayward Pines』シリーズがあり、こちらもドラマ化されるなど世界的に人気です。
『Dark Matter』は発売直後からベストセラーとなり、
Apple TV+での映像化も進行中で、注目を集め続けています。
読みどころ・心に残るポイント
- 量子力学の「多世界解釈(Multiverse)」を物語としてわかりやすく描いている
- 愛する人と生きる「現実」を選ぶというテーマが深い
- サスペンス要素が強く、洋書に慣れていなくても飽きない展開
特に印象的なのは、ジェイソンが自分の「選ばなかった人生」に直面するシーン。
どんな世界を見ても、彼が本当に望んでいるのは「家族と過ごす普通の毎日」だと気づく瞬間です。
SF要素があるのに、家族愛や人間の本質に迫る温かさがあり、読後感も深いです。

後半、そんな展開!?と思いもよらない展開にびっくりしました。
これ以上はネタバレになるので、是非最後までお楽しみください。
英語のレベルと読みやすさ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 難易度 | ★★★☆☆(中級〜上級) |
| 語彙 | 科学用語が少し出てくるが、文脈で理解可能 |
| 文体 | テンポが良く、短文でスピーディー |
| ボリューム | 約350ページ(Kindle版) |
Crouchの文体はシンプルで映画の脚本のようにテンポが早いので、
スリラーや推理小説が好きな人には読みやすい構成です。


ページ数は多いですが、会話が多く、1つの文章も短いのでスラスラと一気に読めます!
最後まで読み終えるポイント
- 前半の科学説明は“雰囲気で理解”でもOK
量子力学の難しい単語が出てきてもさらっと読み飛ばしましょう。物語の本質は「家族愛と選択」です。完璧に理解しようとせず進めましょう。 - 1日30分ペースで読む
短い章構成なので、1章ずつ読むと達成感があります。 - 「Ove」より速読向き
感情描写よりも展開の速さが中心なので、ストーリー重視の人におすすめです。
おすすめしたい読者
- 洋書を通して“スリルのある読書体験”をしたい人
- SFが苦手でも、感情に訴える物語が好きな人
- 家族・愛・人生の選択といったテーマに惹かれる人
- 中級レベルの英語でチャレンジしたい読者



